自分のスキル『下克上』をユカに話した。
その時に絶対に隠し通してと頼まれたので、職員の人には悪いけど嘘をつかせてもらおう。
「あ、あの〜スキルの詳細はわかりませんでした」
「そうですか......何かの故障しているかもしれませんね......」
よかった。バレると思ってたけど意外と大丈夫なもんだな。
「今悩んでもしょうがなさそうですね。では冒険級について説明します」
「はい」
冒険級か、ユカが言われてた英雄級みたいな物だろうか。
「冒険級には下から、初級・中級・上級・勇級・英雄級があります。そして例外に......強すぎると異常個体という枠がありますが、ほとんどないので気にしないでください」
「さ、最後のって強すぎるスキルとかも含まれるんですか?」
「含まれますが、何か心当たりでも?」
「なななないです!」
どどどどうにかして話を変えよう!!
そうだ!い、依頼だ!
「じゃ、じゃあ俺たちは依頼を受けてみたいんですが......」
「わかりました。依頼は好きな張り紙を持ってきてもらうことになりますが、先にこれをお受け取りください」
そう言われ、手のひらサイズの薄い長方形の水晶を渡された。
俺が言おうとしたことを先にユカが聞いた。
「これはステータスプレート?」
「そうですね。基本的にはそうですが、正確にはステータスディスプレイと言います。略してステレイと呼ばれているそうです」
「どんな効果があるの?」
「冒険者情報、倒したモンスター、ステータス、依頼の完了の知らせ。以上のことが表示されます。身分確認にも使用可能ですので、大切に保管しといてください」
「「わかりました」」
「では、依頼はロビーの掲示板にあります。ぜひお受けください」
俺たちはその場を去り、依頼を受けるべく掲示板に向かった。
「なぁユカどれがいいと思う?」
「そうだねぇ......迷うなぁ」
張り紙に書いてあることは4つ。
依頼達成条件
期限
報酬
場所
が書いてある報酬は平均1000ほど。この世界での通過は『アマ』と言うらしい。
「ユウキ〜!これなんてどう??美味しそうじゃない?」
そう言ってユカがある依頼を見せてきた。
「スライム3匹の討伐......報酬20000!?」
スライムといえばRPGなどのゲームに出てくる雑魚。そんな雑魚に20000か?それだけあれば昨日のメニューでみた超高級ステーキが何個食えることか......
だが、甘い話には裏がある。
大方。この世界のスライムはめちゃくちゃ強いとかそこらへんだろ。
ふともう一度依頼を見た。
そこに載っていた文字は......『対象・英雄級』
まずい!!
「ユカッ!!そのいらー」
「ユウキ〜!!受けてきたよ〜!!」
…...この世界では受けた依頼のキャンセルはできない。
「......ユカ。下を見てみろ」
俺の言葉にユカは依頼の下の方をみる。
「場所......対象、英雄きゅ......う?」
その後の沈黙は、10分ほど続いたという。
その時に絶対に隠し通してと頼まれたので、職員の人には悪いけど嘘をつかせてもらおう。
「あ、あの〜スキルの詳細はわかりませんでした」
「そうですか......何かの故障しているかもしれませんね......」
よかった。バレると思ってたけど意外と大丈夫なもんだな。
「今悩んでもしょうがなさそうですね。では冒険級について説明します」
「はい」
冒険級か、ユカが言われてた英雄級みたいな物だろうか。
「冒険級には下から、初級・中級・上級・勇級・英雄級があります。そして例外に......強すぎると異常個体という枠がありますが、ほとんどないので気にしないでください」
「さ、最後のって強すぎるスキルとかも含まれるんですか?」
「含まれますが、何か心当たりでも?」
「なななないです!」
どどどどうにかして話を変えよう!!
そうだ!い、依頼だ!
「じゃ、じゃあ俺たちは依頼を受けてみたいんですが......」
「わかりました。依頼は好きな張り紙を持ってきてもらうことになりますが、先にこれをお受け取りください」
そう言われ、手のひらサイズの薄い長方形の水晶を渡された。
俺が言おうとしたことを先にユカが聞いた。
「これはステータスプレート?」
「そうですね。基本的にはそうですが、正確にはステータスディスプレイと言います。略してステレイと呼ばれているそうです」
「どんな効果があるの?」
「冒険者情報、倒したモンスター、ステータス、依頼の完了の知らせ。以上のことが表示されます。身分確認にも使用可能ですので、大切に保管しといてください」
「「わかりました」」
「では、依頼はロビーの掲示板にあります。ぜひお受けください」
俺たちはその場を去り、依頼を受けるべく掲示板に向かった。
「なぁユカどれがいいと思う?」
「そうだねぇ......迷うなぁ」
張り紙に書いてあることは4つ。
依頼達成条件
期限
報酬
場所
が書いてある報酬は平均1000ほど。この世界での通過は『アマ』と言うらしい。
「ユウキ〜!これなんてどう??美味しそうじゃない?」
そう言ってユカがある依頼を見せてきた。
「スライム3匹の討伐......報酬20000!?」
スライムといえばRPGなどのゲームに出てくる雑魚。そんな雑魚に20000か?それだけあれば昨日のメニューでみた超高級ステーキが何個食えることか......
だが、甘い話には裏がある。
大方。この世界のスライムはめちゃくちゃ強いとかそこらへんだろ。
ふともう一度依頼を見た。
そこに載っていた文字は......『対象・英雄級』
まずい!!
「ユカッ!!そのいらー」
「ユウキ〜!!受けてきたよ〜!!」
…...この世界では受けた依頼のキャンセルはできない。
「......ユカ。下を見てみろ」
俺の言葉にユカは依頼の下の方をみる。
「場所......対象、英雄きゅ......う?」
その後の沈黙は、10分ほど続いたという。