電脳小説都市

堕ちた勇者の千剣魔宮~その勇者は刃のダンジョンを身に纏う~(魔王に敗れ、心臓を奪われた勇者はダンジョン生成能力を得たが魔力消費を気にしてまさかの展開域0。だがそれが意外と強いようで……?!)

岸本 雪兎

ダンジョンを生み出し、人を喰らって糧にする種族──魔人。
その頂点に君臨する魔王と呼ばれる6人の少女達。
その1人である【黒骨の魔王】の討伐に乗り出した、冒険者筆頭の1人【白の勇者】ディアス。

 だが激闘の末にディアスは敗北。

 死を目前にしたディアスに、魔王である少女は嬉々としてこう言った。

「私ね、いいこと考えたの。お兄ちゃんの事、私と同じ魔王にしてあげる────」


 『魔人堕ち』となったディアスは正体を隠し、冒険者として培った力と望まずして手に入れた忌むべき魔人の力『魔宮』を駆使して旅を続け、再び魔王討伐に乗り出すための力を蓄えていた。

 彼が旅するのは大地の半分をダンジョンに飲み込まれた世界。
人類は魔人の展開した魔宮から様々な力を持ち帰り、魔人に対抗すると共に発展を遂げていた。

 ディアスは冒険者に紛れて依頼をこなし、今や同族となった魔人を討って。

 だが旅の途中でディアスは正体不明の魔物と交戦。
冒険者筆頭である他の勇者達にもその存在が知られて狙われるように。

 魔人に対抗するために残された国家全てを統合したギルド機構。
その裏で暗躍する者達。
そしてギルド中枢に巣食う魔人の思惑。
『始まりの迷宮』と『原初の魔物』へと至る道を、それぞれの悲願のために人と魔人とが奪い合う。

 そして明かされる星の使者と6人の魔王の目的。
迫り来る終焉。

 いつしかディアスは世界全てを巻き込む、逃れ得ない戦いへとその身を投じる事になる。


※小説家になろうからの転載になります。

残酷・暴力描写があります

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コメント一覧

辻本恭介さんからのコメント

いつも楽しく拝見しています。続きが楽しみです。