電脳小説都市

ガウとオレ~うちのクラスに異世界異文化交流で竜族の女の子がやってきた。その尻尾の抱き心地が最高過ぎる~

岸本 雪兎

 西暦2000年。
オレ達の生きる現代社会と、通称ファンタジアと呼称される非現実的な隔離世界が交わった。
伝説や伝承なんかに出てくる天使や悪魔、竜や鬼や妖怪エトセトラなんてのは、そこの住人だったのだ。

 そして世界が交わって20年。
交流が深まったオレ達の世界とファンタジアとでルールが設けられた。
それによって面倒な手続きは山積みだが、それでもお互いの世界を行き来できるまでになっていた。

 異世界異文化交流が活発になり、今年度からオレの高校はファンタジアからの留学生を受け入れる特別指定学校の1つに。
そしてその最初の留学生が、まさかのオレのクラスにやってくる。

 やってきたのは竜族の女の子──ガウ。
ガウは水色の髪をツインテールに縛り、その額には左右に白い小さな角。
うちの制服のスカートの下からは大きな尻尾が伸びていた。

 初めて生で見るファンタジアの住人に最初は学校中の生徒が興味津々だったが、ガウは日本語が喋れない。
文化の違いからか一向にクラスに馴染めず、彼女は孤立していく。

 そんなある日。
オレはガウが不良の先輩達に絡まれているのを、見てしまう────

 これはオレとガウの、限られた一年間の交流の物語。

性描写があります

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